結論|借金・借り物・悪い習慣の始まりは避ける
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、一粒の籾が万倍もの稲穂に育つことにたとえられる吉日です。そのため、仕事や学び、貯金など「これから育てたいこと」を始める日として親しまれてきました。
反対に、昔から控えたいとされているのが、次のような「増えてほしくないこと」です。
- 人からお金を借りる
- 物を借りたままにする
- 衝動買いや無計画な契約を始める
- 愚痴や悪口を習慣にする
- 先延ばしや夜更かしなど、やめたい習慣を始める
大切なのは、怖がって何もしないことではありません。「今日始めたことが、この先も続いたらうれしいか」と考えると、判断しやすくなります。
なぜ借金や借り物を避けるの?
一粒万倍日は、よいことだけを選んで増やす日ではありません。暦の考え方では、始めたものがよくも悪くも大きくなるとされます。
国立国会図書館の「日本の暦」でも、仕事始め・開店・種まき・出金などは吉、借金や借り物は凶と紹介されています。借りることそのものが悪いのではなく、返済や負担が長引く「種」をまかないようにする知恵と考えると、今の暮らしにも取り入れやすいでしょう。
一粒万倍日にするとよいこと
大きな決断でなくても構いません。小さく始められ、続けるほど実りにつながることが向いています。
お金を整える
- 少額の貯金や積み立てを始める
- 家計簿をつけ始める
- 財布や通帳を整理する
- 将来のためのお金の計画を一つ決める
仕事や学びの種をまく
- 新しい企画の最初の一行を書く
- 資格や習い事の資料を取り寄せる
- 読みたかった本を開く
- 小さな目標を紙に書く
よいご縁を育てる
- 感謝を言葉にする
- 久しぶりの人へ連絡する
- 応援したい人やお店を利用する
財布は「買う日」と「使い始める日」のどちらがよい?
どちらも一粒万倍日の使い方として親しまれています。ただし、財布を買うために無理な分割払いや借金をするなら、本来の意味とは逆になってしまいます。
無理のない範囲で購入し、中身を整えて使い始める。その一連の行動を、お金との付き合い方を見直すきっかけにするのがおすすめです。
不成就日と重なったらどうする?
一粒万倍日と不成就日が重なることもあります。暦の見方に絶対的な正解はありませんが、このサイトでは「大きな始めごとは別日に譲り、準備や見直しに使う日」と案内しています。
申し込みや契約を急ぐ必要がなければ、候補日をいくつか見比べて選びましょう。期限が決まっている場合は、暦だけで予定を崩さず、確認を一つ増やして丁寧に進めれば十分です。
暦は、怖がるためではなく予定を整えるために
吉日は、未来の出来事を保証するものではありません。行動のきっかけをつくり、続けたいことを意識するための昔からの知恵です。
一粒万倍日には「小さくても、育てたいことを一つ始める」。それだけで、この日を暮らしに生かせます。